普通の一般家庭で設置するエアコンがルームエアコンで、俗に「セパレート型」と言ったりするのですが、それとは別に『窓用エアコン』というものがあります。

セパレート型の特徴としては、室内機と室外機の2つの機械に分かれていて、「エアコン専用回路」と「配管穴」が必要となりますが、
対して「窓用エアコン」では「エアコン専用回路」と「配管穴」が不要です。

なので、マンションなどでエアコン専用回路がなく、配管穴もない場合では、窓と通常コンセントさえあれば設置できる「窓用エアコン」という選択肢が出てくると思います。

窓用エアコンのデメリットとしては、
・主に6畳用くらいのものしかない
・稼働音がうるさい
・冷房専用しかない
・設置した時に隙間ができる
という4つのデメリットがあります。

以前はセパレート型に比べて「冷えが悪い」と言われていましたが、今はかなり改善されてきていて、RC鉄筋コンクリート造りのマンションで6畳の部屋であればそんなに能力に差はないように感じます。(個人的に)

あとは、窓の大きさにもよりますが、「はめ殺し」など場合によっては窓用エアコンですら取り付けできない場合もありますが、窓の内寸高さが70cmもあれば大体の機種が取り付け可能です。

窓用エアコンは室内機と室外機が合体したような設計になっており、通常のセパレート型であれば、配管のフレア加工の手間やドレンホースの取り回しなどがありますが、

窓用エアコンでは機械を窓にはめ込む以外の工事が発生しませんので、エアコン工事でよくある「ガス漏れ」や「水漏れ」の心配が一切ありません。

ドレン水に関しても、今の窓用エアコンは機械の中でドレン水を蒸発させる仕組みになっていますので、外には一切水が出てきません。

着脱が簡単で、専用回路と配管穴の必要がなく、ガス漏れや水漏れの心配がないことが大きなメリットだと思います。

では、続いて取り付け料金の話をしていきます。

弊社では、窓用エアコンの取り付け工事費は7000円+消費税で7700円です。

これを高いととるか、安いととるかは人それぞれだと思いますが、大体、通常のセパレート型エアコンと比べて半額になります。

取り付け工事の時間は平均して30分〜1時間ほどで、これもセパレート型と比べて半分くらいの所用時間になります。

作業工程としては、まずは、窓に収まるかどうかと、コンセントの確認です。
そもそも、取り付けられない窓がありますので、ちゃんと本体が設置できるかどうかの確認と、本体にコンセントプラグがついていますので、そのコードがコンセントまで届く華道家の確認になります。

最悪、あまり推奨されていませんが、延長コードを使用することも可能です。

その際は、エアコン専用延長コードなどの許容電流、消費電力値を満たした延長コードを使用してください。(火が出ます)

設置寸法、コンセントに問題がなければ設置作業となりますが、最初に本体の枠を窓枠に取り付けます。

この時に、機種にもよりますが、窓枠にビスを直接打ち込むタイプが多いので、ビス穴が開くことをご了承願います。

アルミサッシに穴を開ける場合もありますし、木枠に穴を開ける場合もあります。

下側2発で済む場合もありますし、上下で合計4発打つ機種もあります。

当然、穴を開けてしまうと元には戻りませんので、賃貸などであれば管理会社さんの許可が必要となります。(セパレート型の方がたくさん壁に穴を開けますが…)

もし、管理会社さんの許可が下りない場合、穴を開けずに設置することもできますが、メーカーの施工要項に反する設置となりますので、万が一の本体落下、それに伴う破損、故障の保証ができなくなります。

特に地震などがあった場合に外れやすいので注意が必要ですし、本体も20kg以上ある重たい機械になっていますので、万が一、寝ている頭の上にでも落下したらただの怪我では済みません。

取り付け枠のビス止めは強くお勧めいたします。
(弊社ではビス止めしない施工はお断りしています)

取り付け枠が設置できたら次に、隙間埋めで窓と本体の隙間を埋めていきます。

窓用エアコンを使用しているときは、窓用エアコン本体の後ろ側が空気の吐き出しになっており、室内の熱を外に逃がす仕組みになっていますので、窓を半開きにした状態で使用するようになっています。

要は、窓をちょっと開けて、そこにエアコンを設置して、わずかな隙間ができるので、そこを埋めるということですね。

しかし、窓の形状もマンションや設置場所によって全て変わってくるので、完璧に隙間が埋められるわけではありません。

エアコン本体に隙間テープみたいなものは付属していますが、場所によってはどうしても完璧に隙間が埋められない場合もありますので、そこが窓用エアコンのデメリットの一つでもあります。

とりあえず、この段階ではできるかぎり隙間テープで隙間を埋めさせてもらい、それからエアコン本体を取り付け枠にガチャンとはめてコンセントをさして設置は終了です。

あとは、エアコン使用中は窓を半開きにした状態で使用し、使い終わったら窓を閉めてこれまで通り、鍵をかけることができるのですが、その使用中に施錠ができないということで、防犯上の理由から、半開きの窓がそれ以上開かないようにする金具を付けることがあります。(通称マドロック)

お客さんによってはこのマドロックまでつけてほしいという方がいますので、希望される方にはこのマドロックを設置して作業は終了になります。

で、この説明を聞いて、「自分でもできるんじゃないか?」と思われた方もいるかもしれません。

実は、窓用エアコンの設置には特に必要な資格はなく、素人の方でも説明書を読みながらやれば簡単に取り付け可能です。

一番の難所は、アルミサッシにビスを打つ作業ですが、テクスビスとインパクトがあれば問題なくできると思います。

7700円をケチりたい方は挑戦してみてもいいと思います。
ということで、セパレートエアコンと窓用エアコンの違いと取り付け料金の解説でした。